二刀流スター、大谷翔平の放つホームランボール。その価値はどれほどなのか?
メジャーリーグでも稀に見る二刀流スターとして活躍する大谷翔平。投手として圧倒的な球速と制球力、打者としては長打力と俊足を兼ね備え、世界中のファンを魅了している。
そんな大谷選手が放つホームランボールは、まさに夢のコレクションアイテムと言えるだろう。先日もオープン戦でドジャース移籍後、初ホームランを放った大谷翔平。「そのボールの価値がどれくらいなのか?」ということがニュース記事で話題になった。
今回は、野球に関連するこれまで高額で落札されたものを紹介しよう。
ボールの最高額 3億2400万円 マークマグワイア
野球ボールの最高額は、3億2400万円。これは、1998年にマーク・マグワイアが打った70号本塁打ボールが、2006年にオークションで落札された金額だ。
このボールは、マグワイアがシーズン70本塁打を達成した歴史的な瞬間を象徴するものであり、非常に高い価値が付けられた。この価格はギネス世界記録にも認定された。
その他にも、高額で落札された野球ボールとしては、以下のようなものがある。
- 1927年、ベーブ・ルースが打ったワールドシリーズ第1戦のホームランボール: 2019年に約3億1000万円で落札
- 1954年、ウィリー・メイズが打ったワールドシリーズ第1戦のホームランボール: 2016年に約2億7000万円で落札
- 1939年、ルー・ゲーリッグが最後の試合で使用したボール: 2013年に約2億2000万円で落札
これらのボールはいずれも、野球史に残る重要な瞬間を象徴するものであり、コレクターにとって非常に魅力的なアイテムとなっている。
バットの最高額 2億4229万円 ベーブルース
野球バットでこれまでオークションで落札された最高額は、ベーブ・ルースが1920年から21年に使用したバットで、185万ドル(約2億4229万円)。このバットの価値は写真証明によって4倍以上に跳ね上がった。これは野球バットにおけるオークション史上最高額となった。
2位 元ヤンキースのルー・ゲーリック 1億1000万円
これは、2019年にアメリカのオークションハウスで落札された、元ヤンキースのルー・ゲーリック氏が1922年に使用していたバットの金額。写真を見てもらえればわかるが、映画俳優クラスの男前だ。
このバットは、ゲーリック氏が「鉄人」と呼ばれ、MLB史上最多の2,130試合連続出場の記録を達成した全盛期に使用されていたものであり、非常に高い価値が付けられた。
グラブの最高額 2億1700万円 ベーブ・ルース
野球グラブでこれまでオークションで落札された最高額は、ベーブ・ルースが使用していたグラブで、約2億1700万円。このグラブは1927年当時に使用されており、米ケンタッキー州で行われたオークションでこの価格で落札された。
これは野球グラブについた過去最高額であり、以前の最高記録であったルー・ゲーリッグのグラブ(約5400万円)を大幅に更新した。
ユニフォームの最高額 約6億1200万円 ベーブルース
野球ユニフォームの最高額は、約6億1200万円。これは、2019年に落札された、1920年代に活躍したベーブ・ルースのユニフォームの金額だ。
このユニフォームは、ルースがニューヨーク・ヤンキースに所属していた1920年~1924年の間に着用されていたもので、ルースが「野球の神様」と呼ばれるほど活躍した時期に使用されていた貴重なアイテムとして評価されている。
その他にも、高額で落札された野球ユニフォーム
- ベーブ・ルース選手の1914年ボストン・レッドソックス時代のユニフォーム: 2012年に約5億6000万円で落札
- ジョー・ディマジオ選手の1941年ニューヨーク・ヤンキース時代のユニフォーム: 2017年に約4億4000万円で落札
- ミッキー・マントル選手の1954年ニューヨーク・ヤンキース時代のユニフォーム: 2019年に約3億7000万円で落札
ちなみに大谷翔平もMLBオールスターゲームに初出場した時の直筆サイン入りユニフォームで、13万210ドル(当時の為替レートで約1432万円)で、WBCで優勝した時のユニフォームが約1700万円で落札されている。
その他の野球グッズ
1909年 T206 Honus Wagner カード
2007年に 280万ドル(約3.3億円)で落札。このカードは何回か売買され、その度に値段が上がっている。
1914 年のベーブ・ルースの契約書
1933 年のシカゴ・ホワイトソックスのワールドシリーズ トロフィー
2013 年に 290万ドル(約2,9億円)で落札。
大谷翔平のホームランボールに価値が出るのは100年後
いかがだろうか。億を超えるような価値が出るのは、本人の死後だとか引退して数年経過したあとなど、とにかく時間がかかるのがわかる。今後、「大谷翔平のホームランボールやバットはいったいどれぐらいの価値が出るのか」非常に楽しみだ。
ただ、そのころには私たちはこの世にいないかもしれない。
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