ライドシェア解禁!軽自動車もOK!石川県加賀市が2月29日からサービス開始
長らく議論されてきたライドシェアが、ついに2024年2月末から石川県加賀市で解禁されることになった!今回の解禁は、国土交通省の「地域限定型ライドシェア」制度に基づいており、軽自動車も利用可能となる点が画期的だ。
タクシー不足が深刻化している地方都市にとって、ライドシェアは新たな交通手段として期待されていいる。加賀市も例外ではなく、高齢化や過疎化の影響で公共交通機関の利用が困難な地域が増えていた。今回の解禁により、市民の利便性向上や地域活性化に繋がる効果が期待される。
本記事では、加賀市におけるライドシェアサービスの概要をひとまず載せておこう。
以下は加賀市のHPより抜粋
加賀市のライドシェアの条件や募集内容
業務概要
市民や観光客の移動手段として、ご自身の自家用車と空いている時間を使って、運行業務を行っていただきます。
募集対象(条件)
1.令和6年3月1日時点で、年齢が21歳以上の方
2.普通自動車運転免許取得後3年以上経過しており、
過去2年以内に免停履歴がない方
※登録後、安全講習を受講していただきます。
3.任意保険(対人対物無制限、同乗者への補償が3千万円以上)に加入の方
4.スマートフォン又はタブレットをお持ちの方
5.心身ともに健康な方
6. 月に3日以上、運行業務に携わっていただける方
7. 指定の講座を指定の日時に受講し、修了すること
8.地域の課題解決に対し、積極的に協力しようとする意志をお持ちの方
9.関係法令を順守し、安全運転に努めていただける方
10.反社会的勢力に関係していない方
持込(運行)車両
乗用車(軽自動車も可)
ドライバー報酬
運賃の70% ※運賃はタクシー運賃の8割程度を予定しています。
募集人数
50人程度
業務を行う区域・時間帯
加賀市全域・7時~23時
(上記のうち都合の良い時間帯で業務を行っていただけます。)
必要書類
1.ドライバー登録申込書
自家用有償旅客運送事業ドライバー登録申込書(Wordファイル:16.2KB)
2.運転免許証の写し(両面)
3.持込車両の車検証の写し
4.任意保険証書の写し(保険加入者及び補償内容がわかるもの)
5.無事故無違反証明書(過去2年間)又は運転記録証明書(過去3年間)
※第一弾の期間に応募の方で期限までに本証明書の取り寄せが間に合わない方は、令和6年2月29日までに別途ご提出ください。
※証明書申込用紙(警察署、交番、駐在所に備え付け)に必要事項を記入のうえ、手数料670円を添えて、郵便局からお申込みが必要です。証明書は、申し込みから1~2週間後に、郵送で届きます。
◇別途、安全講習の受講までに、労働安全衛生法に基づく一般健康診断の受診結果又は特定健診の受診結果がわかる書類を提出していただきます。
留意事項
1.登録にあたり、加賀市観光交流機構と業務委託契約を締結します。
雇用契約ではありません。
2.持込(運行)車両は、車検以外にも1年毎の法定点検を受けてください。
3.確定申告は各自で行ってください。
4.運行に伴う必要な経費(燃料費、車両点検・整備費、任意保険料、
スマホ使用料等)は、各自の負担となります。
5.運行必要な備品(ドライブレコーダー、車両の表示物)及び業務中に
着用いただくベスト等については、加賀市観光交流機構が貸与します。
6.一種免許の方は大臣認定講習を受講していただく必要があります。これにかかる費用は各自の負担となります。(ただし、第一弾の期間に応募いただけた方で指定日時に受講いただける方は無料となります。)二種免許をお持ちの方は大臣認定講習を受ける必要はありません。
7. 本事業は加賀市地域公共交通活性化・再生協議会の議決後、石川運輸支局への申請を行い、登録を経たのちに開始するものです。
今後、他の地方自治体も続々解禁の方向へ
全国の首長らで構成する「活力ある地方を創る首長の会」で、早いところで3月実施、全面解禁は6月まで議論を持ち越す形になった。やはり、初めての事業なので「様子を見たい」というのが、各市長の本音だろう。
2024年3月からライドシェアを導入予定の地方自治体一覧
2024年3月から、新たにライドシェアサービスを導入する地方自治体が複数ある。以下に、各自治体の概要と導入予定時期、サービス内容などをまとめた。細かい内容はそれぞれ各HPで確認してほしい。
石川県
- 加賀市、小松市:2月29日開始予定
- 運行エリア:加賀市内全域
- 利用可能時間:午前7時~午後23時
- 利用方法:専用アプリで配車
富山県
- 南砺市:4月1日開始予定
- 運行エリア:南砺市内全域
- 利用可能時間:未定
- 利用方法:専用アプリで配車
上記以外にも、現在導入に向けて準備を進めている自治体が複数ある。今後、ライドシェアは地方における重要な移動手段として、ますます普及していくことが予想される。
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