ユニクロは、2023年12月28日、中国発の総合ネット通販サービス「SHEIN」を運営するRoadget Business社、Fashion Choice社およびSHEINジャパンの3社を、東京地方裁判所に提訴した。
提訴の理由は、ユニクロが販売するラウンドミニショルダーバッグの形態を模倣した商品を販売する行為が、不正競争防止法に違反するというものだ。
ラウンドミニショルダーバッグは、2020年12月の販売開始後、TikTokを中心に世界で多くの話題を集め、2023年4月にはLVMHグループのファッション商品の検索エンジン「リスト(Lyst)」によって「最もホットなアイテム」に選出されている人気商品だ。
ユニクロは、SHEINが販売する模倣商品の形態が同社商品の形態に酷似しており、SHEINによる模倣商品の販売が、ユニクロブランドおよび同社の商品の品質に対するお客様からの高い信頼を大きく損ねていると判断したため、今回の提訴に至ったとしている。
そこで今回は訴訟の発端となったユニクロの「ラウンドミニショルダーバッグ」とSHEINの「ナイロンショルダーバッグ 」の違いをみていこう。
デザイン
まずはデザインを見ていこう
ユニクロ ラウンドミニショルダーバッグ
SHEIN ナイロンショルダーバッグ
価格やサイズ
ユニクロ ラウンドミニショルダーバッグ 1500円
横28×縦17×マチ10cm,
ストラップの長さ:62~116cm
SHEIN ナイロンショルダーバッグ 382円~469円
バッグの幅 8cm
バッグの長さ 27cm
バッグの高さ 11cm
ストラップの長さ105cm
結果
ユニクロのラウンドミニショルダーバッグとSHEINのナイロンショルダーバッグは、形状やデザインが非常に似ているが、いくつか違いがある。
形状
ユニクロのラウンドミニショルダーバッグは、縦17cm、横28cm、マチ10cmの丸みのある形状で、SHEINのナイロンショルダーバッグは、縦11cm、横27cm、マチ8cmの横長形状だ。両者とも丸みのある形状ですが、ユニクロのラウンドミニショルダーバッグの方が縦に長く、SHEINのナイロンショルダーバッグの方が横に広くなっている。
素材
ユニクロのラウンドミニショルダーバッグは、ナイロン素材です。SHEINのナイロンショルダーバッグもナイロン素材ですが、ユニクロのラウンドミニショルダーバッグよりも薄手で安っぽい印象はある。価格相応か。
価格
ユニクロのラウンドミニショルダーバッグは、1,500円(税抜)。SHEINのナイロンショルダーバッグは、382円~469円(税抜)。SHEINのナイロンショルダーバッグの方が、ユニクロのラウンドミニショルダーバッグより3分の1の価格だ。
ポケット
ユニクロのラウンドミニショルダーバッグは、内側に1つのポケット。SHEINのナイロンショルダーバッグは、内側に2つのポケットが付いている。
ショルダーストラップ
ユニクロのラウンドミニショルダーバッグは、ショルダーストラップの長さが調整可能。SHEINのナイロンショルダーバッグは、ショルダーストラップの長さが調整不可だ。
ユニクロのラウンドミニショルダーバッグを選ぶ理由
- 形状やデザインが好み
- 安心の日本製
- 耐久性や品質に期待
SHEINのナイロンショルダーバッグを選ぶ理由
- 価格が安い
- カラーバリエーションが多い
- トレンドを押さえたデザイン
商品の購入方法
個人的な感想
やはり価格差が大きいので、SHIENのサイズが合えばSHIENの商品で一択だろう。ただ、ストラップの長さ調整ができないので、サイズが合わなければユニクロのを選択すればよい。
デザインに関してはそっくりだ。ただ、こんなアパレル関係の商品なんていうのは、世の中に山のように存在している。デザインが似てしまうのも仕方のない部分なのでは?と筆者なんかは思ってしまう。(例え故意に似せて作ったとしても)
みなさんはどうお考えだろうか。
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