
FERNANDESを愛用した有名アーティスト一覧
国産エレキギターブランド「FERNANDES」は、多くの著名アーティストに愛されてきた。代表的な人物を挙げると以下の通りだ。

- 布袋寅泰: フェルナンデスのシグネチャーモデル「HOTEIモデル」は、彼のトレードマーク的存在。独特のデザインとサウンドで知られ、ライブやレコーディングで長年使用。破産報道後、彼はSNSで「寂しい」とコメントし、ファンに共感を呼んだ。

- hide (X JAPAN): ヴィジュアル系の先駆者として、フェルナンデスの「hideモデル」(特にモッキンバード型)が有名。生産中止だったモデルを彼が復活させ、派手なカラーリングがファンの間でカルト的な人気を誇る。

- BUCK-TICK: バンドメンバー向けのシグネチャーモデルがリリースされ、ダークで独特なサウンドを支えた。特に櫻井敦司の使用が印象的。

- DEAD END: アーティストモデルが展開され、テクニカルな演奏にマッチするクオリティで支持された。

- 海外アーティスト: U2のジ・エッジ、キング・クリムゾンのロバート・フリップ、スティーヴ・ヴァイ、スラッシュらがサスティナー搭載モデルを愛用。特にサスティナーは弦の振動を持続させる革新的機能で、国際的な評価を受けた。
アニメとのコラボも話題で、「ガールズバンドクライ」のヒナや「けいおん!」の「放課後ティータイム ZO-3ギター」がファンの間で人気を集めた。
FERNANDESが人気の理由:
独自技術とコスパの魅力フェルナンデスが人気を集めた理由は、いくつかの特長に集約される。
- サスティナー技術:
- 弦の振動を持続させるサスティナーは、フェルナンデスの看板機能。スティーヴ・ヴァイらプロが愛用するほどで、独特のサウンドが演奏の幅を広げた。
- アーティストモデル: 布袋寅泰やhideといったトップアーティストとのコラボで、個性的なデザインとサウンドが若者に支持された。シグネチャーモデルはコレクターアイテムとしても価値がある。
- コスパの良さ: 初心者向けモデルからプロ仕様まで幅広く揃い、価格帯が手頃だった。1980年代のコピーモデルからオリジナルモデルへの転換で、品質と価格のバランスが評価された。
- 文化との融合: アニメやビジュアル系とのコラボで、音楽以外のサブカルチャー層にも訴求。ZO-3のスピーカー内蔵ギターは35万本以上売れ、ユニークなコンセプトが話題に。
これらの要素が、ビギナーからプロまで幅広い層に支持される基盤を作った。特に1990年代のバンドブームで、フェルナンデスは日本のロックシーンを象徴するブランドとなった。FERNANDESギターの価格:新品と中古市場の動向フェルナンデスの価格はモデルや状態によって大きく異なる。
実際、買うなら値段はいくらぐらいなのか?
- 新品: 現行モデル(事業停止前)は、初心者向けが3万円〜5万円、アーティストモデルや高級ラインが10万円〜20万円程度。ZO-3シリーズは5万円前後で販売されていた。
- 中古市場: 破産発表後、中古価格が急上昇。hideモデルやHOTEIモデルはプレミア付きで20万円〜50万円以上になる場合も。状態の良いヴィンテージ品はオークションでさらに高値がつく。
ただし、2024年7月の事業停止で新品供給が止まり、現在は中古市場が主戦場。商標の一部が他社に移った可能性もあるため、今後の価格変動が注目される。
世間の反応:ファンやミュージシャンの声
フェルナンデスの破産は、音楽ファンや業界に衝撃を与えた。Xでは「初めてのギターがFERNANDESだった」「青春が終わる」と嘆く声が多数。GACKTは「ミュージシャン志望者が減った証拠」と業界全体の課題を指摘し、議論を呼んだ。一方で、中古市場での値上がりに対し「手に入れにくい」と不満も出ている。一方、ポジティブな声もあり、「アーティストモデルの価値が上がる」「歴史あるブランドが復活するかも」と期待するファンも。破産後もフェルナンデスのサウンドが中古ギターや記憶に残り続けるとの意見が目立つ。
まとめ:FERNANDESの遺産と今後
フェルナンデスは、55年の歴史で日本の音楽文化に深く根付いた。布袋寅泰やhideら著名アーティストとの絆、独自の技術で培った人気は今も色褪せない。価格は中古市場でプレミア化が進むが、ブランドの未来は他社譲渡次第だ。ファンの愛は続き、いつか再興の可能性もゼロではないだろう。
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