大谷翔平がドジャースと交わした年俸以外の契約内容とは?

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出典 ロイター

大谷翔平がドジャースと交わした10年総額7億ドル(約1015億円)というスポーツ史上最高額の契約は、その年俸の高さばかりが注目を集めた。しかし、契約には年俸以外にも、さまざまな付帯条件が盛り込まれている。一見、ユニークにも思えるその内容をご紹介しよう。

全球団に対するトレード拒否権

契約期間中、全球団に対するトレード拒否権を有する。これは、大谷本人の希望により、契約に盛り込まれたものだ。

トレード拒否権とは?

トレード拒否権とは、メジャーリーグにおける選手契約のオプションで、契約期間中在籍球団から他球団にトレードされない旨定める条項のこと。 「トレード拒否条項」とも呼ばれている。

トレード拒否権は、選手の自由意志を尊重し、選手の希望する球団でプレーできるようにするための制度。メジャーリーグでは、選手の年俸やポジションなどの条件に加えて、トレード拒否権の有無も、契約交渉において重要な要素となる。

トレード拒否権には、大きく分けて2つの種類がある。

  • 完全トレード拒否権

完全トレード拒否権を持つ選手は、他球団へのトレードオファーをすべて拒否することができる。完全トレード拒否権は、メジャーリーグで10年以上在籍し、そのうち5年以上現在所属している球団でプレーしている選手が取得することが可能だ。

  • 制限付きトレード拒否権

制限付きトレード拒否権を持つ選手は、他球団へのトレードオファーを拒否することができるが、球団側がオファーを受け入れた場合は、拒否することはできない。制限付きトレード拒否権は、メジャーリーグで6年以上在籍し、そのうち3年以上現在所属している球団でプレーしている選手が取得することができる。

また、トレード拒否権は、選手と球団の契約で合意することで、取得することができ、この場合は、球団側がトレード拒否権の取得を承諾する必要がある。

トレード拒否権は、選手にとって大きな権利ですが、球団側にとっては、故障した選手のトレードが不可能という大きなデメリットがあり、そのため、トレード拒否権を持つ選手は、年俸が高額になる傾向がある。

トレード拒否権が契約内容に盛り込まれている日本人メジャーリーガー

鈴木誠也(カブス)

鈴木誠也はカブスと5年総額8500万ドル(約100億5000万円)の大型契約で基本合意しました。この契約にはトレード拒否権が含まれており、鈴木選手がトレードされることを防ぐことができる。

千賀滉大(メッツ)

千賀滉大はメッツと5年102億円で合意。契約には全チームのトレード拒否権と2025年シーズン終了後にFAとなれるオプトアウトの権利が含まれている。

契約の1%未満をドジャースの慈善団体に寄付すること

大谷は、契約額の1%未満をドジャースの慈善団体に寄付することとしている。これは、大谷の社会貢献への意欲を示すものだろう。

フルタイムの通訳を付けること

出典 中日新聞

大谷は、契約期間中、フルタイムの通訳を付けることとしている。もちろん、通訳はエンゼルス時代からおなじみの水原一平氏だ。

レギュラーシーズンのホームゲームとポストシーズンゲームにドジャースタジアムのスイート席を用意すること

大谷は、レギュラーシーズンのホームゲームとポストシーズンゲームにドジャースタジアムのスイート席を用意されることとしている。これは、大谷の特別な待遇を示すもので、知人や友人、家族などが観戦する時用なのだろう。

遠征先のホテルをスイートルームにすること

大谷は、遠征先のホテルをスイートルームにすること。

これは決して贅沢をしたいからというような理由でなく、疲れを少しでも癒したいという理由からくるものだろう。

なお、これらの契約内容は、大谷本人の希望や、球団側の配慮などにより、交渉の過程で決まったものだ。

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