024年1月19日、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が、自身のXアカウントで「若者に問う! 君は祖国のために戦えるか?」と投稿したことで、ネットでは大炎上している。
この投稿は、櫻井氏が出演する有料動画コンテンツ「「あなたは祖国のために戦えますか?」 安全保障の講義で学生たちが変わった!」の宣伝とみられている。
しかし、この投稿は、若者の戦争参加を当然視するような物言いや、櫻井氏自身が戦争に参加する意思があるのかといった点から、ネット上で大きな批判を呼んだ。
具体的には、以下のような批判が寄せらた
- 「櫻井よしこ、お前が率先して行け。人の命を軽んじるな!!」
- 「戦争すること前提にしている時点で終わってる」
- 「いかなる戦争にも、大義などない。戦争は決してしてはならない」
また、著名人からも、以下のような批判が寄せられた
- 漫画家の森泉岳土氏「自分は前線に行かないくせに「おまえは祖国のために戦えるか?」と煽り、自分は脱税するくせにインボイス制度や増税を強行する。やな奴らだ」
- 作家の深町秋生氏「こういう煽動者の懐事情を暴いたほうがよほど祖国のためになると思うが」
投稿から3日経った22日現在も、炎上は収束する気配を見せていない。
櫻井氏は、21日にXアカウントで「今回の投稿は、日本の安全保障を担う若者たちに、戦争の現実を知ってほしいという思いからのものでした」と釈明しましたが、批判は収まっていないようだ。
櫻井よしこのXの投稿
櫻井よしこの投稿に対する世間の声
・戦争になったら安全地帯に逃げて煽っていそうだね。
・薄ら笑いを浮かべながら「あなたは祖国のために戦えますか」という人、ゾッとしますね。老人が若者を煽ってはいけません。
・自国を自国民で守るというのは理解できるがしかし、いつの時代も老人が若者に戦場に行くよう勧めるのはどうにかならんのか。真っ先に戦場に赴く老人がいてもいいのではないか。
・そもそも戦争自体良くないので、国家として全力で回避してほしいです。 どうしても回避できず戦争になったとして、自分の家族に危険が及びそれを守るためならきっと戦うと思います。 でも、その辺の覚悟をあなたに上から目線で問われたくないですね。
・その素晴らしい授業を是非、現在の与党に100分×28回受講する様に薦めましょう。 きっと彼らも見事に変わるはず。
・祖国愛等のためには死ぬつもりはないが、無理矢理徴兵する人間を殺すためになら命を懸けても良い。グロスマンという戦場での人殺しの心理を研究した学者も書いている。『目の前の他国の敵は立場が同じなので殺せない。団結して互いの貴族に反旗を翻すことを、貴族は恐れる』
戦争参加を当然視するような物言い
櫻井氏の投稿は、「君は祖国のために戦えるか?」と問いかけることで、若者の戦争参加を当然視するような物言いに聞こえる。これは、戦争の悲惨さや、戦争に参加するリスクを十分に認識していないのではないかという批判につながった。
櫻井氏自身が戦争に参加する意思があるのか
櫻井氏は、自身が戦争に参加する意思があるのかという点について、明確に回答していない。このことから、櫻井氏自身は戦争に参加する意思がないにもかかわらず、若者に戦争参加を煽っているのではないかとの批判が多く寄せられた。
戦争に対する日本人の意識
第二次世界大戦の敗戦から70年以上が経ち、日本では戦争に対する意識が大きく変化している。多くの日本人は、戦争は決してしてはならないという考えを持ち、戦争参加を避けようとする傾向にある。こうした日本人の意識に反するような投稿をしたことにより、櫻井氏の投稿は大きな批判を浴びることになったと考えられる。
この炎上は、戦争に対する日本人の意識や、櫻井氏の政治姿勢に対する世間の評価を示すものとして、今後も注目を集めそうだ。
筆者の感想
この世の中の戦争が本当の意味で善と悪の戦争なら祖国を守るために、戦えるだろう。しかし、国民は徐々に気づいている。戦争というものが一部の権力者のために行われているということを。
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