近年、宿泊施設として注目を集めているコンテナホテル。そんなコンテナホテルを展開するのはR9 HOTELS GROUP
従来のホテルとは異なるユニークな体験と、手頃な宿泊料金が魅力だ。しかし、一方部屋の広さや遮音性などのデメリットも存在する。
本記事では、コンテナホテルの魅力と課題を徹底解説。メリットとデメリットを理解した上で、自分に合った宿泊施設を選ぶ参考にしよう。
※以下で使われている写真は全てR9 HOTELS GROUPのHPより
コンテナホテル メリット
1.普通のビジネスホテルとは違う体験ができる
コンテナホテルは、従来のホテルとは違った宿泊体験を味わえる。コンテナという限られた空間を有効活用したデザインや、工業的な雰囲気は、他の宿泊施設では味わえない魅力だ。
2. 手軽な宿泊料金 ビジネスホテルとの違い
コンテナホテルは、一般的なホテルよりも建設コストが低いため、宿泊料金も比較的安価に設定されている。旅行の予算を抑えたい方や、気軽に宿泊を楽しみたい方におすすめだ。
項目 | ビジネスホテル | コンテナホテル |
料金 | 7000~15000円 | 4000~10000円 |
設備 | 基本的なアメニティ | 基本的なアメニティ |
特徴 | 出張・ビジネス向け | 環境に優しい、ユニークなデザイン |
サービス | 必要最低限 | 場所によって異なる、共有スペースあり |
さらに客室も安価ながら普通のビジネスホテルに備えてあるようなものは一通り完備している。
HOTEL R9 The Yard 小山喜沢の例
客室 | ・ユニットバス ・トイレ ・テレビ ・ドライヤー ・冷凍冷蔵庫 ・電子レンジ ・電子ポット ・加湿空気清浄機 |
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共有 | ・コインランドリー ・自動販売機 ・無料コーヒーコーナー ・無料軽食コーナー(客室の電子レンジで温めてお召し上がりいただけます。) ・館内では、無料Wi-Fiをご利用いただけます。 |
アメニティ | 【無料】 ・シャンプー ・コンディショナー ・ボディソープ ・ハンドソープ ・ナイトウェア(ガウン) ・ボディタオル ・歯ブラシ ・ヘアブラシ ・T字カミソリ ※詳細はフロントスタッフへお尋ねください。 |
3. 環境への配慮
コンテナホテルは、使用済みのコンテナを再利用するため、環境への負荷が少ない宿泊施設と言える。近年、環境問題への意識が高まる中、サステナブル(持続可能)な旅を楽しみたい方にとって魅力的な選択肢となるだろう。
4. 移動性(駐車場がすぐ目の前にある)
これは客の立場としてのメリットではないが、コンテナはトレーラーですぐにでも移動可能な構造のため、場所を選ばずに設置できる。観光地やイベント会場、災害時など、様々な場所に宿泊施設を設けることが可能となり、地域活性化にも貢献できる。
コンテナホテルのデメリット
次はコンテナホテルのデメリットをみてみよう。
1. 狭さ
コンテナホテルは、一般的なホテルの客室よりも狭いため、窮屈と感じる人もいるかもしれない。荷物置き場や、複数人で宿泊する場合のスペース確保が課題となる場合もある。ただ、一般的なビジネスホテルとそこまでの違いはないだろう。
2. 遮音性
これがどうしても課題になってくる。コンテナは元々、貨物輸送用の箱として作られているため、遮音性が低いというデメリットがある。また構造上、全て1階のため、天井に雨が降れば音がする。これは一般的なホテルにはあり得ないことだ。ただ、ビジネスホテルの立地場所によっては電車の音が聞こえたりするホテルもあるので、一長一短とは言えそうだ。
3. 断熱性
コンテナは金属製のため、夏は暑く、冬は寒くなるという問題もある。空調は備えついてはいるが、夏場や冬場は常時ガンガンに回さないといけない。
4. 設備
コンテナホテルは、一般的なホテルと比べて設備が簡素な場合もある。R9 HOTELS GROUPは基本的なものは全て揃っているが、これから新規参入が増えてくると、揃っているとは限らない。予約前に事前に確認しよう。
最後に
普段、移動に車を使うことが多い筆者にとっては非常に魅力的な宿泊施設が出来たな~という感想だ。宿泊に必要なものは基本的揃っているので、金額がビジネスホテルより安いのはすごくありがたい。旅行先の宿泊候補の一つとしての価値は十分にありそうだ。
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