太陽の表面が爆発する「太陽フレア」と呼ばれる現象が連続して発生した影響で、世界各地でオーロラが観測された。10日から11日にかけて各地でオーロラが観測。これは8日以降に、5段階評価で最大規模の「太陽フレア」が6回発生した影響で、世界各地で普段は見られない低い緯度でのオーロラが観測されている。専門家は11日夜、北海道でも見られる可能性があるとしている。
この記事では、北海道でよくオーロラが観測される場所をご紹介しよう。
北海道でよくオーロラを見る場所
北海道でオーロラを観測するためには、低緯度オーロラが見られる場所を訪れることがおすすめ。以下の場所が特に有名だ。
1 陸別町
道東の足寄群にある陸別町は、オーロラ観光で有名なスポット。りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)があり、低緯度オーロラの理想的な観測拠点とされている。2023年には低緯度オーロラが4度観測されたこともある。 公式ページはこちら↓
2 その他の場所
陸別町以外でも、北海道内の低緯度地域でオーロラを観測するチャンスがある。特に、太陽活動が活発な年や冬の季節に暗く澄み切った夜空を背景にオーロラを見ることが可能だ。
オーロラが出現しやすい場所
北海道全域でオーロラを観測することは可能だが、特に道北と道東は、観測確率が高いと言われている。
道北
- 稚内市: 日本国内で最もオーロラ観測に適した場所として知られている。
- 猿払村: 広大な草原が広がるこの場所は、光害が少なく、オーロラが出やすい。
- 枝幸町: オホーツク海に面したこの町は、冬になると流氷が海を覆い、幻想的なオーロラ風景を見ることが出来る。
道東
- 網走市: 網走監獄やオホーツク流氷館など、観光スポットも多い網走市。オーロラも出やすい。
- 美幌町: 雄大なオホーツク海と山々を背景に、オーロラがみれる。
- 斜里町: 知床国立公園内に位置するこの町もオーロラスポットだ。
北海道でオーロラを観るためには、暗闇の条件を整え、太陽風が発生している時期に訪れることが大切。ぜひ、オーロラの美しい光景を楽しもう!
オーロラは何時から観れるの??
5月11日のオーロラは、夜9時頃から観測可能となる可能性が高いと言われている。
これはこれまで、北海道で観測された時間がほぼ20時~22時の間だからだ。下記を参照にしてほしい。
2024年5月11日(土)も含め、2024年5月10日(金)から数日間の夜に北海道内で「低緯度オーロラ」が観測される。通常、オーロラは高緯度地域で見られることが一般的だが、太陽活動の影響で低緯度地域でも観測されることがある。
具体的には、太陽の表面で発生する爆発(フレア)によって、放出された電気を帯びた粒子が地球の大気とぶつかり、それが光を放つことでオーロラが発生する。
北海道でオーロラを観測するためには、暗闇の条件を整え、太陽風が発生している時期に訪れることが大切。
天候や太陽活動などによって、実際に観測できるかどうかは運次第だ。
北海道で過去にオーロラが観測された時間帯
2021年
- 1月18日: 網走市で夜10時頃から11時頃まで、緑色のオーロラ
- 11月12日: 枝幸町で夜9時頃から10時頃まで、緑色のオーロラ
2022年
- 2月9日: 猿払村で夜8時頃から9時頃まで、緑色のオーロラ
- 10月8日: 稚内市で夜9時頃から10時頃まで、緑色のオーロラ
- 12月24日: 美幌町で夜10時頃から11時頃まで、緑色と赤色のオーロラ
2023年
- 1月20日: 枝幸町で夜10時頃から11時頃まで、緑色と赤色のオーロラ
- 2月11日: 網走市で夜9時頃から10時頃まで、緑色のオーロラ
- 3月27日: 斜里町で夜8時頃から9時頃まで、緑色のオーロラ
- 9月23日: 稚内市で夜9時頃から10時頃まで、緑色のオーロラ
- 10月14日: 美幌町で夜10時頃から11時頃まで、緑色と赤色のオーロラ
- 11月25日: 猿払村で夜8時頃から9時頃まで、緑色のオーロラ
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